当地域の課題を解決するためと称して、電力の小売り会社を立ち上げてから、はや7年が経とうとしています。
「三河の山里コミュニティパワー:MYパワー」という株式会社です。
病院の南棟に事務所を構えています。
今年6月に近岡の事務所をリニューアルして、電気に関すること、地域のお困りごとの相談をできる場所を作りました。
喫茶「藤」の前の坂を上った突き当りです、平日はいつでも相談に来てください。
さて「地域の課題」は多岐にわたります。
1)医療・福祉であるケア
2)移動手段の交通
3)電気や油・ガスのエネルギー
4)食と農
5)教育
6)地域経済・人口減少
7)仕事
8)田畑・山林の相続問題
などなど。
これらの課題のどれをみても大問題で解決にはかなりの時間と知恵が必要です。
当初、MYパワーが取り組んだ課題は、移動手段とケアに関することで、独居高齢者を対象とした、たすけあいカーとお出かけ促進、健康見守りでした。
これら3つを称して「たすけあいプロジェクト」といい、当初は補助金で運営できていましたが、補助金が切れた段階で、その維持に資金が必要で、それを捻出するためにMYパワーを立ち上げました。
地域課題の解決を放置することは、さらなる地域の疲弊に繋がることは明白であり、地域でお金が循環する、すなわち外にお金が出ていかないことが地域課題解決の基本であることに気づきました。
たすけあいプロジェクトを維持するために必要なお金を電気の小売り利益で得ることは、すなわち地域の中でお金を回すことになります。
MYパワーが購入する電気を地域で作れば、地域に残るお金がもっと増えます。
発電は地域の家庭での太陽光発電を勧めています。
すでに家庭の屋根で発電している家庭から買い取りすることも進めています。
地域の風力発電、小水力発電の推進もお手伝いしています。
これらを称して地域内経済循環を改善するといいます。
地域内で仕事を作ることも一つの方法です。
仕事はなるべく地元の事業者に依頼する、地元事業者からものを購入する、地元の人々が活躍できる場所を提供する、など。
みなさんも地域から外にお金が出ていかない工夫を一緒に考えませんか?
楽しいですよ!