令和の米騒動は、コメ問題から日本の農業のあり方に議論が進む可能性があります。
いや深い議論がなされなければいけません。
行政は田んぼを集約して農家の大規模化を推奨しています。
比較的平地の多い地方(北海道、東北)では可能かもしれないが、山間地での田んぼの集約は不可能です。
中山間地での水田の維持は、水の保全と水害の予防、野生動物と人との結界を維持するという獣害の対策にもなります。
農家育成のためには、農作物の生産に対して、市場価格が大きく変動しても、それに影響されない価直接支払い制度が必要でしょう。
農家全体を保護するために良い意味での戸別所得補償制度を改善する必要があるでしょう。
FEC自給圏という言葉があります。
Fはfood、 Eはenergy、 Cはcareです。
この3つは生活に必需であり、これらを自給する必要があるとの概念です。
日本はF、とE、はほぼ海外から輸入に頼っています。
Cについては医療・介護問題です。
いずれにせよ、この3つは国の根幹にかかわることですから、いわゆる市場性に委ねてはいけないものです。
もう1つのE:education(教育)もその範疇に入りますので、最近 FEEC(フィーク)(フェイクではありません) という言葉を多用しようかと考えています。