赤ひげ大賞は5人の大賞と14人の功労賞で構成されています。
早川先生以外の4人の赤ひげ先生のご紹介と言葉をご紹介します。
中村伸一先生は福井県の人口約2000人のおおい町で名田庄診療所所長で、多職種による保健・医療・福祉の連携構築と住民参加型の施設「あっとほ~むいきいき館」運営にも注力されています。
『総合診療の千本ノックを受けて過ごしました。在宅診療の大切さを実感し地域医療にのめりこんでいった。
32年間地域医療を支えているつもりが名田庄のみなさんに支えてもらっていた。オール名田庄での受賞です‥』
と受賞者の先頭バッターとして壇上に登場されました。
中村正廣先生は大阪府の中村クリニック理事長でかかりつけ医として在宅医療の体制充実に尽力しています。
高齢者や児童など多世代が交流する場である「新道パトリ」を開設し医療・介護・地域・各種団体との連携拠点を築きました。
『父の果たせなかった夢を実現するために在宅での医療・地域完結型医療を志し、実現しています。』
そして関係各位と家族に感謝を述べられました。
高垣有作先生は和歌山県の国保すさみ病院 顧問を務め、限られた医療資源を効率的に活用する地道な啓発活動により、医療崩壊を防ぎました。
医師搬送型の新型ドクターカーの運用・総合診療・在宅での見守り体制なども構築されました。
『医療資源も限られるすさみで如何に永続的にセーフティーネットを構築できるかに心を砕いてきました。
きめ細やかに地域を大切にして、生涯現役でおれるコミュニティ-であること』
最後は伴侶に対しての想いのこもった感謝の言葉で締めくくられました。
間部正子先生は熊本県の間部病院 副院長を務めています。
1957年に耳鼻咽喉科を開業されあらゆる疾患を24時間・365日体制対処している現在97歳の現役医師です。
看護師の育成などの教育にも尽力されました。
『地域住民が安心して暮らしていけるように、朝から晩まで働きました。今も外来に立てることを幸せに思います。』
穏やかで品のある挨拶をされました。
皆さん、共に想い、共に創り、共に奏でていることを改めて確信しました。
※赤ひげの言葉を詳しく知りたい方は、日本医師会のホームページのYoutubeに第13回赤ひげ大賞授賞式とBSフジの特集が載っておりますので各々1時間ずつじっくりと腰を落ち着けてご覧ください。