今から数十年前の小中学生の頃の夏休みの課題に“読書感想文”は必須でした。
読書少年だった自分は、課題図書を全て読破することにこだわっていた変わった少年でした。
今を思えば図書館も充実していなかったし、ネット、スマホもパソコンもなかったわけで、
全国の小中学生が400字詰め原稿用紙を文房具店(確かに文房具店でした)に買いに行き、
シャープペンシルを手に固まっていたことと思い、苦い(?笑)記憶がよみがえる方がいるかもしれません。
そんな読書感想文も様相が変化してきているようです。
本日は、私のコラムの源流ともいえる“読書”そのものについて改めて深堀してみました。
そもそも、“読書”ってです。文部科学省のHPに『読書の重要性』についてまとめてありましたのでご紹介します。
【読書は人類が獲得した文化であり、楽しく知識が付き考えることができる。
あらゆる分野が用意され簡単に享受でき、読書習慣を身に付けることは、国語力を向上させるばかりでなく、
一生の財産として生きる力ともなり、楽しみの基ともなるものです。
文学作品を読むことに限らず、自然科学・社会科学関係の本や新聞・雑誌を読んだり,
何かを調べるために関係する本を読んだりすることなども含めた 読書の習慣が大切です。
読書は,国語力を構成している「考える力」「感じる力」「想像する力」「表す力」「国語の知識等」のいずれにもかかわり、
これらの力を育てる上で中核となるものです。
特にすべての活動の基盤ともなる「教養・価値観・感性等」を生涯通じて身に付けていくために極めて重要なものです。
情報化社会の進展は、自分でものを考えずに断片的な情報を受け取るだけの受け身の姿勢を人々にもたらしやすいので、
自分でものを考える必要があるからこそ、読書が一層必要になるのであり、
「自ら本に手を伸ばす子供を育てる」ことが切実に求められています】
うーむ、身につまされる記述ですね。大人も読書しなくてはいけませんね。
小学校の夏休みと言えば、『トムソーヤーの冒険』が課題図書だった記憶があります。
とても読みやすくワクワクする物語でした。
久しぶりに読み直してみようと調べてみたら、新潮文庫から出ているのですが全35章で400ページに及ぶ大作でした。
『うーん。今度にしようかな?』と思う私の頭には原作者のあの有名な言葉が巡るのでした。
【今から数年後、あなたはやったことよりも、やらなかったことに失望する。マーク・トウェイン(小説家)】
ですよね!