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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/04/24 

Vol.4  「車間距離」

執筆 名誉院長 早川富博

車を運転するときは、車間距離を十分とることが安全運転の基本です。

高速道路であれば、時速100kmで100mが安全といわれています。
しかしこれではすぐ割り込まれます。
車間距離をつめ過ぎれば、最近話題の「あおり運転」と言われます。
割り込まれてもかっとせずに、ゆとりを持った運転が大事ですね。

しかし、最近気がついた車間距離は、信号で止まっている時の車間距離です。
かなり間が空いています。下手をすると車一台分ぐらい空いています。
これで困るのは、直進する車が前を空けて止まるので、右折信号に変わっても右折車線に入れないことがあるからです。
また一信号待たねばなりません。

停車時に前の車との距離をとるのは、後ろから追突された時に、間がとってないと目の車に追突するという二重事故を防ぐためと聞いたことがあります。
しかしバックミラーで後ろに車が停車することが解れば、前をつめることは可能でしょう。
てなことをぶつぶつ言っていると、隣の助手席に座っている女房曰く、
「大したことじゃないでしょ?」
「いや、他人のことを思いやるという大事なことだ!」と反論します。

車間距離の保ちかたは人間関係の距離と同じでしょうか? 
熱くなっている時は車間距離も人との距離もなるべく離れて、落ち着いたら共に近くなるでしょう。
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