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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/04/18 

Vol.6  「ボイストラ」

執筆 院長 小林真哉

ボイストラって皆さん知ってますか?

グローバル化の時代、医療・救急の世界では導入されつつあります。NICSが2010年に開発した言語翻訳ソフトウェアです。
AIの技術革新が進み、驚愕の機能となりつつあるようです。
自分自身、英語に関しては聞いたり話したりに自信がないので便利だなと期待もしています。

でも・・・少し、躊躇する部分もあるのですね。
なぜなら、言葉はコミュニケーションツールではありますが、単なる道具ではないのです。頭の中の考えをまとめ表現するツールなのです。
すなわち、頭の中・心の中の思考そのものなのです。
そして、言葉により見方・考え方が変わるのです。だから、全てAIに頼っていたら我々の目指す『想う医療』は伝わるのかなと。

当院の介護職員の中には、他国籍の方々もみえます。
がんばって日本語を学び、我々職員とそして患者さんとコミュニケーションをとってくれています。(AIなしに)そんな姿を見て、安易にAIに頼ろうとしている(頼っている?) 自分自身を戒める 今日この頃です。

せめて、映画は吹替なしでみようと・・・・・
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