MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/02/10 

Vol.106 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

豊田厚生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
外来研修や訪問看護で患者さんの背景を知りながら診察を行うことができたこと。
自分の病院では外来や診察は基本時間内に終わることはできないため、一人ひとりにかけられる時間が少なく流れ作業になってしまいますが、足助病院では時間に余裕があり患者さんにゆっくりと向き合うことが出来るところがよかったです。
また香嵐渓の紅葉の季節であり香嵐渓を楽しめたのもまたよかったです。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
へき地医療という名前ですが、名前ほどのへき地感はありません。医療機器もそろっており、しっかりとした医療を提供することができます。
慢性期病院であり多くの患者さんをゆっくり診ることができるので一人ひとりしっかり診察して必要な医療を考えて自分なりの治療を行うことが出来ます


3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
思っていた以上に病院がしっかりとしていました。自分の中ではDr.コトーのような診療所のイメージが勝手に付いていましたが医療の質という点では自分の今いる病院と大きく異なってはいないと思いました。
慢性期病院では患者さんが求める医療が異なるので、しっかり患者さんに寄り添い、その想いを大事にしようと思いました。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
足助病院は地域の中にある地域住民・患者さん・職員さんのみんなで作り上げた病院だと思いました。
一つの家族のような共同体としてこれからもお互いを思いやりつつみんなが心地よいと思える病院として足助病院がこれからも末永く足助を守り続けることを期待しています。
短い間でしたが足助病院で得られた経験を自分の働く病院でも活かしていきたいです。
コラム一覧へ戻る