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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/02/17 

Vol.107 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

江南厚生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
普段の研修よりも地域に密着した医療を間近で見学させて頂いたことが非常に有意義でした。
そのなかでも外来研修や介護認定の自宅訪問は特に印象深く記憶に残っています。
外来研修では医師が患者に寄り添い話をさえぎらず丁寧なICをされているのが印象的でした。
足助病院の医療圏は他の地域と比較するとご高齢の方が多く、そのような方々でも安心して治療できるような環境作りが大切だと実感いたしました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
今後研修医を終えるとおそらく上級医の外来やIC、診察をみる機会がほとんどないと思うので積極的に外来研修にのぞむことがいいと思います。
先生によって丁寧のとらえ方であったり説明の様式も多種多様で異なるので、外来研修を通して今後の自分の診療に活かすようなことができるといいと思います。
また、香嵐渓も近いので時間外には散策することも気分転換になり有意義でした。


3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
1でも記載しました通り高齢の患者が多い中での診療は非常に大変だと感じました。
レスパイト入院であったり終末期の患者の見取りであったりと根本的な治療ではない診療が多くあり、自分のなかでの入院患者のゴールを定めることが大変難しいなと感じました。
至らない点も多くより普段からの勉強に励まなくてはいけないと身の引き締まる思いです。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
どの患者さんもとても温厚で優しい方が多いように感じました。
患者さんだけでなく、上級医の方々はじめとするコメディカルの方々、事務の方々もとても親切に接してくださり感謝の気持ちでいっぱいです。
今後、自分が内科医になった際にはまた足助病院にお世話になる機会もあると思うのでその際はよろしくお願いします。
二週間という短い期間ではありましたが、誠にありがとうございました。
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