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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/06/16 

Vol.120 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

渥美病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
足助病院が位置する周辺の地域では急性期の医療を受けようと思うと足助病院のほかに選択肢が少ないため、そのような中で医療を提供するという重要な役割を担っているのだということが再度実感し地域に特化した病院の大切さを分かりました。
また医療者の数が少ないため、一人の患者さんを診ていく上で多職種で意見や知識を出し合う重要性が大きいと感じました。

2.後輩学生に是非伝えたいこと
海の病院と山の病院と全く異なった雰囲気を感じることが出来る病院であり、当院よりもさらに規模が小さく、地域に特化している病院なので地域医療というものはいかなるものなのか実感してほしいです。
また訪問診療・看護では患者さん宅にお邪魔させていただき研修できる数少ない機会を体験できました。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
訪問看護・訪問診療に何度か同行させて頂き、一軒一軒を車で回る訪問看護師さんの仕事の大変さを実感しました。
また看取りの実際に肌で触れることが出来ました。
高齢化に伴って在宅医療の需要が高まり、逆に人手の確保は難しくなる中で、いかにして、在宅医療を継続して提供していくのかを考える必要を感じました。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
この度は地域研修をさせて頂きありがとうございました。当院周辺と比較し、人やお店が少ない地域での研修であり、驚くことや不便に感じることもたくさんありました。
ですがそのような土地でも医療を必要とする方たちは当然存在し、医療を提供する人々がいるということを研修を通して実感することが出来ました。
いつか機会があれば自分もこのような医療に携わってみたいと感じました。二週間という短い期間でしたがお世話になりありがとうございました。
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