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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/07/14 

Vol.123 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

名古屋市立大学病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
訪問看護や訪問リハビリ実習の際に、担当の看護師さんや理学療法士さんといろいろなお話ができたのが楽しかったです。
病院に通うのが難しい高齢者でも、離れた土地で活躍するお孫さんのお話をしてくださる様子はとても嬉しそうで、思い出に残りました。へき地医療ならではの人と人とのつながりを感じることができたと思います。

2.後輩学生に是非伝えたいこと
普段研修をしている急性期病院では、患者さんやご家族が困っていても、病院の性質上入院ができない等、もどかしい経験をすることがあります。へき地医療研修では、患者さんやご家族の困りごとに対して、医療だけでなく全人的な対応を学ぶことができ、今後の診療にも非常に役に立つと思います。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
へき地では提供できる医療が都会に比べて少ないと思っていましたが、むしろ各職種のスタッフの責任感やプロフェッショナル意識が高く、適切なチーム医療を実現できていると感じました。自分自身も、一生を終える時に足助病院のような医療機関がある地域で過ごせたらいいな、と思います。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
この度は、研修にご協力いただきありがとうございました。
特に訪問研修では、突然の訪問にも関わらず快く受け入れてくださった患者さんに深く感謝いたします。
また、実際にへき地医療を担っておられる先生方や職員の皆様には、患者さんに対する真摯さを感じました。今後の研修と医師人生に活かせるよう努力していきたいと思います。
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