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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/07/28 

Vol.125 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

江南厚生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
2週間という短い期間であったが、普段自分が研修している病院との違いは感じられた。
まず外来においては比較的元気な地域の高齢者が患者の主であり、コミュニケーションをとりながら些細なことであれ何か変わったことはないか等の情報を得ていく過程が見学できた。

2.後輩学生に是非伝えたいこと
医師として働いていく上で、専門医療の現場とへき地医療の現場を自分の眼で実際に見ることは重要であると思う。
公衆衛生の前線としてへき地医療が地域の中で患者の問題に対し取り組んでいるということ。
そこから必要な患者には専門医療への道をつなげていくという柔軟な現場を肌で感じられる。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
外来のみならず、訪問診療・介護の現場を見学させていただいて、医療関係者と患者の間の信頼関係が強固なものであるのだと感じた。
鍵をかけないで待っている患者さんや、車を出迎えてくれる患者さんがいて、医療従事者に対し感謝の書置きを患者家族がしていることもあった。
良い関係を築くのがへき地医療においては一番大事であると学んだ。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
地域住民の方のみならず、へき地で働く職員さんも広い意味では地域住民であると言えます。
立場は少し違えど、互いを尊重しあうことで地域の生活、医療がまわっていることが今回の研修で実感できました。
このような経験をさせて頂く機会をいただき誠にありがとうございました。
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