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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/08/04 

Vol.126 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

豊田厚生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
今回のへき地医療研修で最も印象に残ったことは、訪問診療や訪問看護で様々な患者さんの自宅に伺い、実際に自宅での様子を見聞きできたことです。
入院し院内で過ごされている方と比べ、自宅にいらっしゃる方はどなたも病状に関わらずいきいきとされていて、様々なお話をしてくださったことが印象深かったです。

2.後輩学生に是非伝えたいこと
普段のあわただしい診療と比較すると患者さんひとりひとりにかけられる時間が長くとれるので、普段のルーチンワークから離れ、ぜひひとりひとりの心情や考えに寄り添い、最もいい選択をするお手伝いをできるように励んでください。
そのうえで自身の日常診療にも役立ててください。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
普段は三次救急病院で救命優先の慌ただしい診療ばかりしていたため、自然豊かな土地で比較的ゆっくりと穏やかな診療がとても新鮮に映りました。
慌ただしい診療に疲れてしまったらこのような素晴らしい働き方もあるのだと思えるので、これからも頑張って行けそうです。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
初めての環境で右も左もわからない状態のなか研修を行うことに少し不安もありましたが、職員の方のサポートのおかげで何事もなく無事に研修を終えることができました。本当にありがとうございました。
ご自身の孫のような若造の診療を受ける患者さんにとっては不安もあったと思いますが、いやな顔一つせずご対応いただき有難うございました。
不便もあるとは思いますが、ぜひともこの足助の地でお元気にお過ごしください。
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