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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/08/18 

Vol.127 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

愛知医科大学病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
普段の大学病院の研修では急性期の疾患を診ることが多いため、心理社会的な面も含め診察するということはあまり経験することができませんが、外来研修や訪問診療、訪問看護などでは、疾患のみならず多くの患者さんの社会的な面に触れることができ、とても良い経験をさせて頂きました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
普段の研修病院で行っている救急外来などでは、多くの患者さんの対応に追われるため、一人の患者さんと向き合う時間は限られており、なかなか心理社会的な面に触れる機会は少ないですが、へき地医療研修では普段と比較し時間には余裕があると思うので、そういった点を学べるいい経験ができると思います。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
足助病院で研修させて頂く前は、へき地医療に対しては患者さんとの距離感が近い、慢性期の疾患を主に診ている等の曖昧なイメージしか持っていませんでしたが、実際に外来研修のみでなく、訪問診療、訪問看護への同行や、地域医療福祉連携室の仕事について教えて頂き、地域医療を支えるために密接に多職種で連携し、患者さんに寄り添った医療を提供している現場を経験することができ、へき地医療に対して具体的なイメージを持つことができました。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
足助病院で働かれている職員の皆様、地域住民の方々、4週間という短い期間でしたが、大変お世話になりました。
限られた時間ではありましたが、多くの職員の方々や患者さんと接する機会を頂き、医学知識のみならず、親身になって患者さんと向き合う医療者としての姿勢など多くの事を学ばせて頂きました。
少しでも今後に活かしていけるよう精進していきたいと思います。ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。
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