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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/09/08 

Vol.130 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

安城更生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
今まで体験することのなかった、訪問診療・看護を経験できたことが大きかったです。高齢でこのようなへき地でお住まいの方は病院に来ることがまずとても難しく、医療を提供しに自ら行く必要があることがとても新鮮でした。様々な患者様の自宅にお邪魔し、ひとそれぞれ違った生活がそこにあり、へき地医療を実感できました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
急性期病院で働いた1年間とは違った研修になると思います。訪問診療に行くのに1時間以上山道を進んだり医療の提供に時間がかかることもしばしばです。病院にかかることがまずどれだけ大変かを学ぶとともに、一人一人に寄り添った医療の提供の大切さを学べます。また周りを散策すると、地域の方々が毎日を楽しそうに生きている様子がうかがえ、食事を食べに行くと気さくに声をかけてくださったりと地域の温かみを感じます。短い間かもしれませんが、急性期病院とは違った雰囲気を経験し新たな視点をぜひ得てみて下さい。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
この3週間という短い間ではまだ学びきれてないことも多いと思いますが、へき地医療の提供の難しさに対ししっかり対策し、医療を提供する体制が整えられていることを実感できました。患者様に寄りそい、病気だけでなく、その周囲のこと、例えば交通、食事、環境設備といったことを多くの職種で相談し共有し解決していく大切さを感じました。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
実際に3週間過ごしてみて、へき地特有の難しさを感じましたが、足助病院ではしっかり対応されており、とても良い病院と感じました。地域の患者様と病院との間に信頼関係を感じ取れとても良い雰囲気でした。短い間でしたが、楽しく学びのある研修を提供していただきありがとうございました。
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