MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/11/10 

Vol.137 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

自治医科大学 学生

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
訪問診療、訪問リハビリテーション、へき地健診など病院の外へ出る活動をさせていただいたことが斬新で楽しかったです。実際に地区に出てみると、その地区の風景や住民の性格、伝統、慣習を肌で感じることができます。地域の特徴を把握し、その地区に合った健康増進へのアプローチを考えることは、まさに地域医療の醍醐味であると思います。

2.後輩学生に是非伝えたいこと
大学の講義でプライマリケアや地域包括ケアシステムの概念を学習しますが、足助病院ではその仕組みが実際に機能しているところを、はっきり見られます。
また、近くの香嵐渓を見に行き郷土料理を食べることで、足助をより知り、楽しむことができます。
へき地医療研修は、自分が将来どのような医療に携わりたいか考える機会になるので、ぜひ楽しんでください。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
へき地医療やプライマリケアを担う病院においては、多数の併存症を長く抱える患者さんが健康寿命・QOLを長く保てるように診る、と大学で学びました。
頭では理解しているつもりでしたが、実際に見てみると、予想以上に患者を主役にした医療が展開されていました。特に、へき地健診を地域住民の健康増進のために行い、疾病・介護予防を含めてあらゆるアプローチをしていることが印象的でした。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
今回の実習では1週間にわたり、病院・施設で働くみなさん、患者・地域住民のみなさんに大変お世話になりました。
やや不便な環境の中、住民も職員もみなさんが自分の役割を持っていきいきと生活・仕事していらっしゃったのが非常に心に残りました。ありがとうございました。
コラム一覧へ戻る