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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/01/19 

Vol.147 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

西部医療センター 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 訪問看護や訪問リハなどで患者様のご自宅を訪問した際に、病気や症状のことだけでなく、ご自宅での生活や夫婦生活等、様々なお話が伺えたことはとても印象に残っています。
訪問医療のあるへき地医療研修ならではの一面で、基幹病院の研修では経験できることでなく、非常に学びの深い研修となりました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 足助病院での毎日のタスクのみならず、足助地域を理解することはへき地医療研修の一面だと思います。
香嵐渓などは観光客も多く、秋口には住民の方がそばに寄りたがらないほどの人で溢れかえるようですが、それもまた足助地域の特色のひとつだと考えます。
地域の特色を踏まえたうえでの訪問医療などのへき地医療がどのように成り立っているかを考えるのは非常に重要だと思います。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 研修以前は、へき地医療は過疎が進み、ドクターなどの医療職員も人手が足りず、患者さんに通院していただくのに比較して、労力も人手もかかるシステムだと思いどのように運営しているのかと思っておりましたが、研修を通して必要な方へ必要なサービスを惜しみなく提供する姿勢を感じて、へき地医療の醍醐味のように感じました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 4週間研修させていただき誠にありがとうございました。
普段研修している施設とは外来から入院、訪問までなにからなにまで様子が異なっており、最初は驚きましたが、人の温かさや優しさを研修を通して前面に感じ、温かい街だと感じました。人こそが地域の財産であり、よきところだと感じました。お世話になりました。
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