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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/01/26 

Vol.148 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

江南厚生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
訪問看護に同行させていただいたことが一番印象に残っています。
動物の横切る山道を車で駆けあがった先にあったのは、意外にも「普通」の家でした。
物が散らかっていたり浴槽が汚かったりはしたものの、生活感のある居住空間を目の当たりにし、(当たり前ですが)この人たちはここで暮らしているのだということを実感させられました。
今回訪問した世帯は一握りで、もっといろんな形があるとは思いますが、地域に根付いた人の暮らしを垣間見た瞬間でした。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 我々が病院でみているのは患者さんのほんの一側面に過ぎず、その奥には壮大な個人的、社会的背景があります。
忙しい救急や外来診療の中でそういったナラティブな部分に踏み込む時間はなかなか取れないかもしれませんが、少しでも想いを馳せられるような医師になりたいと研修を通して感じました。
皆さんにもぜひ、足助病院に来て実際に患者さんと触れ合う中で体感してほしいです。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 医療へのアクセスの問題、また高齢化を背景とした介護力の問題などから、やはり都会とは違った課題が多いと感じました。
ただ、社会的入院の閾値が低かったり、訪問診療が充実していたり、高齢者の地域参加の場を提供していたりと、病院としての機能もまたこうした地域のニーズに即していて、病院としての在り方について視野が広がりました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 こちらに来てまず驚いたことは、空気がおいしいことでした。
そして次に驚いたのが、道行く人に挨拶されたことです。
皆さんにとっては日常かもしれませんが、私にとってこうした自然の豊かさや人の温かみはとても魅力的でした。
またご縁があれば住んでみたいです。
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