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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/02/16 

Vol.151 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

名古屋市立大学病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 大学病院では訪問医療に触れる機会がないため、今回体験することができたことはとてもいい経験になりました。
地元でもある豊田市の医療ニーズや患者層を実際に見て、触れて知ることができてよかったです。

都心部では患者さんの生活背景にまで踏み込んで接することは少ないため、当初は患者さんとの距離感や接し方に戸惑うこともありましたが、地域の皆さんが慣れない私たちにも優しく接してくださったおかげで徐々に溶け込むことができました。

外来見学でも学ぶことや驚きは多く、特に早川先生の外来見学が記憶に残っています。
患者さん一人一人の自宅の場所から家族構成、ご職業まで把握されており、近状報告を交えて診察をする姿には驚愕しました。
寄り添ってお話しする姿はまさに地域医療を担う医師として理想の姿であり、患者さん方が先生を慕っておられる様子にも納得せざるを得ませんでした。

先ほども述べたように地元が豊田市の関係で、将来的には自分自身もこの地の地域医療の一端を担う立場にあります。
その立場において、今回地域医療に従事する医師の働く姿を拝見できたことはとても貴重な機会だったと思っています。
早川先生はじめ、足助病院の先生方のように地元の患者さん方が安心して身を任せられる医師となれるよう精進しようと身が引き締まりました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 足助病院では大学病院などの大きな病院とは異なり他職種間の壁が低いことはとても魅力的なので、ぜひこの機会にたくさんお話をしてほしいです。
普段は話す機会がそう多くはないと思いますが、看護師さんや技師さんと何気ない会話を通してコミュニケーションをとることにより、より円滑に仕事を進めることができ、何より楽しんで仕事をできます。
どこに勤めていても他職種の協力なしには医療は成り立たないので、これを機に他職種の方に話しかける勇気や楽しさを知ってもらえたらいいなと思いました。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 これまで務めた病院はいずれも急性期病院に当たるため、入院の基準がまず異なることに驚きました。
大学病院や3次救急病院では病床の関係もあり社会的入院等、患者さんの生活背景に寄り添う対応がなかなかできないことが現状です。
しかし足助病院では入院の基準が低く、レスパイトを含め、より患者さんに寄り添う対応をしていることが印象的でした。
へき地医療だからこその医療の需要と供給の形であり、こういった対応ができる地域医療にとても魅力を感じています。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 地域住民の方、そして患者さんへ
不慣れな新米の研修医にも優しく接してくださってありがとうございました。
訪問診察でお邪魔した際や外来につかせていただいた際にいろいろとお話しすることができてとても楽しかったです。
皆さんからいただいたお野菜もすごく美味しくて幸せをおすそ分けしていただきました。
交通の便も悪く不便なことも多々あるかと思いますが、そんな日常の中でもたくましく生活していらっしゃる皆さんは活き活きとしていて、みてるこちらが元気をもらいました。
寒さも厳しいですが体調に気を付けてお過ごしください。

 足助病院の職員の方々へ
気さくにたくさん話しかけてくださって本当にありがとうございます。
外来見学や救急対応、ワクチンの問診など、お忙しい中お邪魔させていただいたにもかかわらず嫌な顔一つせず笑顔で対応してくださったことが心に残っています。
先生方はもちろん、看護師さんや技師さん、事務の方をはじめどの職種の方も優しく接してくださったおかげで1か月の長い研修もあっという間に楽しんで過ごすことができました。
将来的に地元で働くことを目標としているのでまたお世話になることもあるかと思いますが、その折には何卒よろしくお願いいたします。
1か月間本当にありがとうございました。
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