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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/03/22 

Vol.155 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

名古屋市立大学病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 訪問看護で訪問看護師さんとともに遠方の住宅を訪問した時です。
訪問では4か所を訪れましたが、家によってキーパーソンの有無や住宅状況、患者さんの状態が異なり、それぞれのニーズに合わせた訪問看護を行っていることがわかりました。
また、印象的だったのは内服管理ができておらず、処方はされているものの内服できていない実態を目の当たりにしたときは、処方を可能な限りへらす必要性が学べました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 研修医において大半の方が総合病院や大学病院で研修を行っていると思います。
それらの病院では急性期の治療は学ぶことができますが、治療後の過程について学ぶことはできません。
急性期を脱した後に患者さんたちがどういった病院に通院して治療を継続していくのか、そういった病院がどんな理念をもって医療従事しているのか学ぶいい機会だと思います。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 地域医療に対するイメージは想像通りでしたが、地域医療を行う病院がどういう理念をもって従事しているのかは研修前はわかりませんでした。
急性期では命を救うことだけが第一とされることが多いですが、地域医療では命よりも生活の質や患者さんの希望に沿って医療を提供する形が多くみられ、新鮮でした。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 約1か月という短い間でしたが、ありがとうございました。
自分は内科を専攻として今後働くため、地域医療や後方支援病院との連携が大切になってくると思います。
そのために大切なことを知ることができたと思います。
また、将来地域で従事出来たらいいなと思っているため、もし機会がありましたらよろしくお願いいたします。
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