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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/06/21 

Vol.163 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

江南厚生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 訪問看護に同行し、山の中にある患者さんの自宅に伺いお話を聞かせていただいたことが印象的でした。
公共交通機関も数が少なく病院受診自体が困難であるため、訪問看護の必要性を実感しました。
医療面だけでなく患者さんの生活や家族との関わり方まで総合的に診ることで信頼を築いていくことの大切さを学びました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 初期研修の病院では急性期の救命のことばかり考えるくせが付いてしまっていましたが、今回の研修を通して医療の中で急性期は一部でしかないことを改めて経験することができてとても有意義でした。
患者さんの自宅や施設での生活まで考えていくことがこれからの医療で重要だと思いました。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 今までは地域医療は人手や医療資源が少なく心もとない印象が少しありました。
しかし、患者さんの目線で考えると住み慣れた地域で医療を提供することは安心して医療を受けられる大きな要因であると思いました。
良好なコミュニケーションをとり、継続的に患者を診療していくことが大切だと感じました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 この地域のたくさんの患者さんの診療に関わらせていただき本当にありがとうございました。
医師はもちろん、看護師、ソーシャルワーカーなど多職種の仕事についても理解を深めることができました。
患者さんも医療従事者も心温かい方が多く楽しく研修できたことが嬉しかったです。
この研修で学んだことを自身の診療に活かすため頑張っていきたいと思います。
足助病院の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
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