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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/06/28 

Vol.164 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

安城更生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 訪問看護をうけている患者さまの自宅に訪問し、ご家族とACPについてお話した場面が最も印象に残っています。
ご本人の希望が大切であることはもちろん、それを支えるご家族も無理なく幸せに過ごすにはどうすればよいか、多職種で連携しベストな案を見つけていく過程が、在宅や終末期医療では重要であると感じました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 足助病院での研修では、急性期病院を退院した患者さまはその後どう過ごされているのか、地域医療に求められていることは何か、普段の研修先とは異なる役割を担っている病院の実際を学ぶことができます。
また、病気を診るのではなく人を診る、そういった姿勢を持ち続けることの大切さを改めて感じた研修になりました。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 地方の大学出身だったこともあり、学生時代もへき地医療実習を通して大まかに地域医療について把握していたつもりでしたが、新たな気づきが多くありました。
今回の研修を通して、地域の大きい病院でありながら、かかりつけとしての役割も担っている点や、急性期のその後から終末期まで、患者さまの希望や社会的背景も含めて包括的に診ていく点など、改めて地域で必要とされる医療とは何たるかを学ぶことができました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 指導医の先生方をはじめ、多くの職員の方々に地域医療について様々な視点から教えていただきました。
3週間と短い間ではありましたが、貴重な経験となりました。
今回の研修を通して学んだことを今後の診療に活かしていきたいと思います。
皆さま本当にお世話になりました。ありがとうございました。
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