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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/07/05 

Vol.165 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

江南厚生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 江南厚生病院では、救急外来などで自分が診察して入院した患者さんは基本的に各科に割り振られるため、その後の様子はカルテで追うことが多い。
しかし、足助病院では入院後も患者さんの顔を見て、治療方針についてしっかり考えて主治医の先生と話し合いながら決めることができ、とても良い経験になりました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 病院のベランダできれいな鳥が歩いているのを見ながら、やさしい先生や医療スタッフに囲まれ、ゆっくりと研修することができ、普段の救急外来ですさんだ精神を安らげることができます。
戻りたくなくなります。
江南厚生病院の研修医は実習期間が2週間と短いですが、存分に実習を楽しんでください。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 訪問看護に同行した際に、訪問看護が始まったことで状態がよくなったという話を聞きました。
必要最低限の資源で患者さんに寄り添う診療を行い、病院とは違う形で医療を提供することで体調が改善することもあるのだと身に染みてわかりました。
また訪問看護に限らず、地域医療では患者だけでなく家族の目線に立って医療をしていくんだということをちゃんと目にすることができ、勉強になりました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 足助の方々や病院職員の方が大変やさしく接してくださり、教えてくださったおかげで大変楽しく実習を行えました。
地域住民の方々は急性期病院ではなく、地域病院・訪問看護と一番密接につながっていることがわかり、江南に帰った後も今回学んだことをしっかりと頭にいれて研修を続けたいと思います。
2週間でしたが大変お世話になりました、ありがとうございました。
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