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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/07/26 

Vol.168 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

名古屋市立大学病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 足助病院では訪問診療、訪問看護を経験しました。実際に患者様のご自宅を訪問するので、患者さんがご自宅でどのように過ごしているのかを知ることができました。
また患者様一人一人に時間をかけることができたため、患者様とコミュニケーションを沢山とることができました。
そのため、患者様の一人一人の生活にあった医療を提供するにはどうするればよいか考えることができ、大変勉強になりました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 ほとんどの研修医は、急性期病院で働いていると思います。
患者様は病状が安定したら、転院することが多いと思いますが、その後どのような経過をたどるのかはあまり知らないのではないでしょうか。
慢性期医療を行っている病院ではまた違ったことを学ぶことができ、今後医師として働くうえで役立つと思います。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 今まで私は患者様の病気のことに意識が集中しやすかったのですが、足助病院で研修し、患者様の生活についても考えるようになりました。
病状が安定しても患者様はそれで生活をしなければなりません。
在宅医療や福祉施設などを提供し、患者様が病気と老いとともに生活できる環境を整えることが地域医療の一つの役割なのかなと考えるようになりました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 大学病院とはまた違った医療を経験でき、大変有意義な研修でした。
足助病院のスタッフの皆様はとてもやさしく、様々なことを教えてくださいました。
今後医師として働いていく中で、足助病院で経験したことは必ず役に立つと考えております。
最後になりますが、1カ月間ご指導いただきありがとうございました。
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