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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/09/27 

Vol.177 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

安生更生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 へき地医療研修では、患者さんとの距離が近く、地域の方々のあたたかさを実感しました。特に高齢者の方々が感謝の言葉をかけてくださる場面が多く、その笑顔が心に残っています。
診療以外にも、偶然夏祭りなどの行事にも参加することができたり、地元の自然を楽しんだりすることでとても充実した時間を過ごすことができました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 へき地研修では、普段の研修病院とは異なる環境で、幅広い経験が積める貴重な機会です。
地域の方々との温かい交流を通じて、医療の現場が持つ、人と人とのかかわりといった本質的なものを深く感じることができます。
慣れない環境での研修は不安があるかもしれませんが、その分普段とは違った学びと成長を得られると思います。
自分の医師としての力を向上させる機会になると思いますので、頑張ってください。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 へき地研修前は、なんとなく高齢者が多そうといった程度の漠然としたイメージしか持っていませんでしたが、研修を通じてその重要性を深く実感しました。
訪問診療やへき地健診など、患者さんひとりひとりに寄り添う医療を実践することで地域全体の健康を支える役割を強く感じました。
普段の研修では味わえないやりがいを感じるとともに、地域住民との絆が深く私のこころのなかに残っています。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 へき地研修を通じて、皆様の温かい支えとご協力に大変感謝しています。
地域住民の皆様、患者様、そしてへき地で日々奮闘されている職員の皆様のおかげで、貴重な経験を積むことができました。
この経験を糧に今後も一層成長し、どこにいても信頼される医師を目指していきます。この度は誠にありがとうございました。
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