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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/11/15 

Vol.184 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

名古屋市立大学病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 へき地巡回検診でスライド発表をしたときに、地域の方たちが真剣に聞いてくださったのがとても印象的で、健康への意識が高いと感じました。
また、この地域の方はほとんどの方がご高齢ですが、農作業をしている方が多いためか足腰がかなり強く、健康寿命が高いことにも驚きました。
また、褥瘡回診では、皮膚科医師のいない中でできる限りの処置をしていてとても興味深く見学させていただきました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 足助病院は豊田の田舎の病院ですが、たとえ現時点で地域医療に対してあまり興味がなくても、将来足助病院で働くのを視野にいれてもよいかなと思えるほど、良い病院だと感じました。
ゆったりとした田舎的な良さもありつつ、医療の質も高く、地域の方を病院全体で支えているという雰囲気がとても素敵な病院です。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 普段は大学病院で働いているので、急性期の疾患や対応しか見ておらず、足助病院の医療に驚くことばかりでした。
病院で働く医療者が患者さん1人1人のことに詳しく、そのサポートの手厚さに驚きました。また、訪問看護やデイケアなどの患者さんのサポート体制が充実しており、田舎であっても医療サービスが行き届いていることを知りました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 医療従事者や医療・介護関連の全職員の方1人1人のおかげでここの地域の医療が成り立っていると本当に感じました。
足助地区は田舎ではありますが、医療の質は高く、患者様一人一人のことをよく考えられていて、とても良い地域だと思いました。
お体に気を付けて頑張ってください。
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