日赤愛知医療センター名古屋第二病院 研修医 おはつ
1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
初回のへき地巡回健診で、地区の住民の方が誘い合って大勢来てくださり、積極的に採血を受けて健康診断や講話でも飛び交ったのが印象的でした。
家庭でのみそ汁の塩分を測る試みも、近所で行うことでより参加していただけたのだろうと考えると、普段の診察とは大きく特性が違うのだと実感できました。
自分が講話した際に、一緒に検脈が出来たのも大事な思い出です。
また、先生だけでなくスタッフや地域の皆さんと飲み会ができたことはいい思い出になりました。
自病院に戻ったら自慢します。
2.後輩研修医に是非伝えたいこと
地域医療が目指すべき姿の一つがここにあります。
基本的には研修医、専攻医期間は大きな急性期病院で働くことが多いと思いますが、足助病院で研修するといい意味でその常識が揺らぐと思います。
急性期慢性期、医療のみならず介護福祉、予防、どれも欠かすことは出来ず、その全体を考えることができる病院だと思います。
3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
来年以降に地域病院での勤務が決まっており、不安に思うことも少なからずありましたが、今回の研修で明るいイメージが持てました。
患者さんだけでなく、病院職員の方々全体の雰囲気が良かったからだと思います。
赴任等でご縁があれば足助病院で自分もこの雰囲気に溶け込めるようにしていきたいです。
4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
研修医の診察を快く受け入れてくださった地域住民・患者様方、たくさんご指導いただいた先生方,物品や部屋の場所がわからず彷徨っていても優しく声を欠けてくださったコメディカルの皆様,事務的なことや特に巡回健診でお世話になった職員の皆様に厚くお礼申し上げます。