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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/12/20 

Vol.189 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

八千代病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 豊田の町を散策したり、他病院の研修医のみなさんと交流したり、おいしいごはんを食べることができ、とても楽しかったです。
自然がのどかで、ゆっくりと時間が流れているような感覚が印象的でした。
香嵐渓や足助の古い町並み、鞍ヶ池公園、彼岸花を見に行ったりできました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 急性期病院ではなかなか時間をかけて診察ができず、患者さんの生活背景にまで寄り添った診療がおろそかになっていたと感じました。
足助病院では、NSWの方など、さまざまな職種の方と連携して、患者さんの住んでいる場所や趣味、家族背景、性格、移動手段など本当にすべて把握されており、そこに至るまでにこつこつと患者さんとの信頼関係を築き上げていった成果だと考えます。
患者さんに携わる方すべてに寄り添った診療を体感して欲しいです。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 訪問診療など、病院から離れた山奥に暮らしている方まで管轄されており、病院が地域にあるだけでなく、医療を必要としている方の元まで提供に行くのだと実感しました。
また、学校検診やへき地健診といった、普段病院にかかっていない方にも予防として健康に取り組んでおり、地域になくてはならない存在だと思いました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 4週間研修させて頂きありがとうございました。
外来見学や予防接種の問診、訪問診療など、すべての場面において患者さんや職員の方がやさしく接してくださり、温かみを感じて穏やかに研修を行うことができました。
交通手段など、ご不便を感じることがあると教えて頂き、その分、山の坂もへっちゃらに歩いてみえる姿が印象に残っています。
寒い季節に入っていきますが、お身体ご自愛ください。
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