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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/04/11 

Vol.204 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

愛知医科大学病院 研修医 ES

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 まずは、長橋先生の「地域医療とは」の講義がとてもインパクトがあり面白く、強く印象に残っています。
地域医療の役割、重要性とやりがいを感じました。
様々な先生方の外来見学をさせていただきましたが、どの先生も一人ひとりの患者様を大切されており、親身に寄り添って医療を行われており尊敬しました。
患者様が先生方をとても頼りにしていることが伝わりました。
私の素朴な質問に対しても優しく答えてくれる先生ばかりで感謝しております。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 医師にとって、地域医療を体験することはとても大切なことだとおもいます。
今、急性期病院で医療に携わる身としては、急性期を脱した患者様がその後どのような生活をしていくのか、急性期ではないといえど医療的な支えが必要なのか、生活で困ることはないのか、などを考える機会は少ないです。
しかし患者様にとっては退院後の生活も非常に重要です。
それを一緒に考えてくださる他職種の方や、その後の介入を行う地域病院への感謝の気持ちをもてるようになれる良い期間となりますので、地域医療をぜひ体験してください。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 恥ずかしながら、地域医療について深く考えることは今までにほぼありませんでした。
今回、足助病院で地域の医療に携わる機会をいただき、とても感謝しております。
地域医療が地域の患者様にとって、病気を治すという役割をもつだけでなく、生活環境を整える手助けだったり、日常のちょっとした悩みの相談だったり、医療に関係ないことも一緒に患者様と考えて寄り添う役割を担っていることを知りました。
地域医療の役割を知ることで、やりがいを感じましたし、将来的に携わることを考えるきっかけにもなりました。
4週間、ありがとうございました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 足助病院ではたらく医師、看護師、その他の職員や事務の方はみさなん非常に穏やかで優しく、とても素敵な人たちばかりでした。
このような環境の中で地域医療を学ぶことができたことに心から感謝しております。
地域の患者様は、外来見学や訪問医療でご一緒させていただきましたが、足助病院のスタッフをとても頼りにしているのだなと感じました。
素敵なスタッフのそろったこの足助病院で診てもらってとてもラッキーだと思います。
今後も先生方や看護師さんに頼ってください。
4週間優しくご指導いただき誠にありがとうございました。
またいつかご一緒させていただける機会があればうれしく思います。
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