MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/06/13 

Vol.213 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

安城更生病院 研修医 M.A.

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 同じ病院の同期と実習に伺ったので、その同期たちと食事をするのが楽しかったです。
猪鍋やうなぎ屋さんなどおすすめの店を先生方や看護師さんが教えてくださって、食事に行きましたが、どこもとてもおいしかったです。
また、転院搬送に何度か行かせていただき、救急隊の方と話す機会も多かったので、へき地医療の救急搬送の大変さなどを聞けて良かったです。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 普段の診療とは異なる点も多々あり、特に入院の基準や検査の閾値などで迷うこともあると思いますが、3次救急とへき地医療での医療の役割の違いを学ぶことは、今後の医療者としての考え方に大きく関わっていくと思うので、できるだけ多くの症例に関わっていくことが重要だと思います。
先生方も優しいので、どんどん話しかけていろんな話を聞けたら良いと思います。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 救急車対応や外来実習などで患者さんやその家族と関わっていく中で、足助ならではの問題点などを感じることが多かったです。
病院までのアクセスであったり、高齢化による介護者不足であったりと、医学的だけでなく、社会的/患者背景の問題を感じることが多かったです。
その中で医療者としてどのように関わっていくのか、何ができるかを考える3週間になりました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 足助病院はこの地域に根差した、なくてはならない病院だと強く感じました。
医療の提供の場としてだけでなく、介護であったり、コミュニティの場としての役割であったりと、担う役割は多いと思います。
そしてこれらは、先生方や看護師の方々、コメディカルの方々どなたも接しやすく、明るい方ばかりだからこそ、患者さんや家族も安心して頼ることが出来ているのだと思います。
今後の高齢者社会、医療過疎地域のロールモデルとして、とても参考にするべき病院だと感じました。
今後も大変とは思いますが、この地域での頼れる存在であり続けて欲しいと強く思います。
コラム一覧へ戻る