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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/07/18 

Vol.218 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

安城更生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 訪問看護や患者さんのご家族を含めた介護のミーティングなど、実際に患者さんのお宅にお邪魔する形式の医療に関わらせていただけたことが新鮮でした。
普段は患者さん本人と、患者さんが今抱えている急性期の疾患に焦点をあてて診療をしていますが、ケアマネージャーの方や看護師の方に、急性期病院を退院した後にも患者さんには自宅での生活があるということを再認識させていただきました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 普段の業務では忙しさもあり患者さんの生活のことには目を向けられないと思いますが、足助病院での研修でケアマネさんなど多職種の方と協力して退院支援を行っていく重要性を再認識できると思います。
足助に来た際には普段経験できない訪問診療や訪問看護に積極的に参加すると勉強になると思いました。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 具体的にへき地医療ではどのような診療をされているのか全くイメージができていませんでしたが、慢性期の疾患のフォローのみならず、訪問でのケアを含めて患者さんの生活全体を支えているんだなと感じました。
急性期病院では周囲にあるクリニックや二次救急病院に逆紹介することもそこまで難しい事ではないですが、足助のような場所ではクリニック数も限られており、様々なプロブレムにすべて対応していくことが求められていると知りました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 3週間という限られた期間でしたが、足助の方々の優しさに触れることができてとても温かい気持ちになりました。
職員の皆様もとても優しく、足助での研修を終えた当院の先輩方が口をそろえて「足助に行くと心を洗われて大切なことを思い出す」と言っている意味がよく分かりました。
短い期間でしたが様々なことを経験させていただき本当にありがとうございました。
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