MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/08/01 

Vol.220 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

安城更生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 さまざまな患者さんと外来・病棟で接することで、これまでの人生が垣間見えた。
また今後の生活を考えることで、人生全体を見通した医療福祉の提供を経験することができた。
さまざまな患者さんのお宅に上がらせていただくことで、皆さんの生活を知ることができた。
足助のみならず普段勤務している病院でも、転帰や退院後支援について考える参考になったと思う。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 ゆっくりとした生活・診療業務を満喫する中で、あるいは、満喫することで、患者さんの生活に寄り添うことを学ぶことができるかなと思います。
地域のさまざまな場所を訪れることも、地域の方々を理解する手助けになりました。
ぜひ公私ともに、足助での生活を充実したものにしてほしいです。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 いわゆる「へき地」が縮小していく中で、へき地医療を継続する必要があるのかと疑問に思うこともあった。
しかし、その地域の病院だから、その地域の職員だから実現できる医療福祉があることを学んだ。
また、ある意味日本社会の「先進地域」として、いまのへき地の医療を学ぶことで、自分が勤務する地域の今後の医療、ひいては自分のキャリアを考えるきっかけにもなった。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 今回は3週間、医療、福祉に限らず、皆さんの生活や美味しい食事処についてまで、様々なことを教えてくださりありがとうございました。
今回経験させていただいたことを、普段働いている病院での職務でも活かしていこうと思います。
今後も毎年20人近い研修医が皆さんの下で学ばせていただくことになると思います。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。
コラム一覧へ戻る