MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/10/09 

Vol.23  「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

江南厚生病院 研修医 匿名

⑴へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
毎日の病棟回診では、体の不調と向き合い、ゆっくりと治療やリハビリに励む患者さんのお話をじっくり聴くことができました。
急激な病状の変化などはなく、医学的な刺激こそ少なかったものの、慢性期の病院の患者さんの日々の苦悩に耳を傾け、治療に励む姿を見ることは貴重な体験となりました。

⑵後輩研修医に是非伝えたいこと
足助病院に来て分かったことは、私たちが普段、研修病院で見ているのはごく急性期であって、その患者さんの病気人生のほんの始まりしか理解していないということです。
病気と付き合っていく長い人生と家族へのサポートを足助病院では学ぶことができます。

⑶へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化・感想
へき地医療では、患者さんの病気はもちろん、その患者さんをとりまく生活環境や家族も一緒に診ることがとても大事なことだということがよくわかりました。
病院は病気を治すだけでなく、病気を持った患者が生きていく環境を整えてあげる場所だと学びました。

⑷地域住民、患者さん・職員へのメッセージ
足助は住民のみなさん穏やかで助け合いの精神もあってとても素敵なところだと思います。
足助病院は病気を治療するだけでなく、地域と一緒になって町の健康づくりをすすめている先進的な病院だと、今回の研修を通して学びました。
コラム一覧へ戻る