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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/11/14 

Vol.234 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

江南厚生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 へき地研修では地域の方々と交流しながら、採血や血圧測定などの業務を行った。
また厚生連系列では看護師さんにルートを取ってもらうことが多いため、手技の確認としても貴重な機会となった。
診療所まで車でもそこそこ時間がかかり、道も快適に運転できるとは言い難い中、足助病院のへき地における重要性を実感した。
終了時には軽食と水分をいただき、地域の方々の温かさを感じた。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 香嵐渓シーズンにいくと非常にいい景色が楽しめるのではないかと思います。
自分は業務終了後にランニングしていましたが、夕暮れの景色は最高でした。
足助城まで向かうと非常に負荷のかかる良トレーニングになるでしょう。
近隣のごはんはおいしく、観光地に在住できる期間を充実させてください。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 自分は中学時代を豊田市駅付近で過ごしていたため、足助のへき地具合は授業で習った記憶があった。
数少ない病院で非常に広範囲の患者をカバーする必要があるため、その役割や意義は想像以上に非常に大きいと感じた。
また自分の研修期間中にはSFTSの流行が注意されるなど、疾患の地域差が顕著に出ることも特徴だと学んだ。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 稲武には中学の新入生合宿で訪れたことがあり、香嵐渓は毎年の楽しみでした。
野菜の共有スペースや差し入れなど地域住民の支えあいを感じ、非常に穏やかな気持ちになりました。
医療人として久々に愛知県、そして豊田市に戻ってきて足助地域の人々の温かさに触れ、今後のモチベーションとなりました。
短い間でしたが大変お世話になりました。
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