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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2026/08/14 

Vol.269 「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

安城更生病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
 足助病院での3週間の研修では、普段の3次救急病院での慌ただしい業務とは異なり、患者さんの生活に寄り添う医療を間近で体験できました。
特に印象に残っているのはへき地健診での経験です。
健診会場で地域の方々が和気あいあいと集まる温かい雰囲気に触れられたことは、私にとって非常に新鮮で楽しい思い出となりました。
大自然に囲まれた足助の美しい風景の中で、医療が人々の日常に溶け込んでいる様子を見ることができたのは大きな財産です。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
 普段3次救急病院で診ているのは、患者にとっては急性期のほんの一瞬です。
足助病院での研修を通じて、患者さんが退院した後にどのような生活を送り、どのようなサポートを受けて日常を過ごしているのかを知ることができました。
この過程を知ることは、急性期病院で退院支援や治療方針を考える上で必ず必要になってくると思います。
ぜひこの地域医療研修で「病気」を診るだけでなく、患者さんの「生活」を診る視点を養ってほしいと思います。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
 これまでは高度な医療機器を駆使して重症患者さんを治療することこそが最前線の医療だと考えていました。
しかし、足助病院での救急当番や外来診療を経験し、限られた資源の中で患者さんにとって最適な医療を見極め、地域全体で支えていくことの難しさと重要性を学びました。
地域医療では全人的に患者さんを診る総合力が必要とされる難しく奥深い分野であることに気付きました。
医師としての視野が大きく広がりました。

4.地域住民・患者さん・職員へのメッセージ
 3週間という短い期間でしたが、足助の地域の皆様に温かく迎え入れていただき、心より感謝申し上げます。
健診や外来で皆様の笑顔に触れるたび、私自身がたくさんの元気をいただきました。
また、患者さんの生活を第一線で献身的に支えておられる足助病院のスタッフの皆様のプロフェッショナルな姿勢には、学ぶことばかりでした。
「患者さんの生活に寄り添う」という視点を忘れず、今後の急性期病院での診療に活かしたいです。
ありがとうございました。
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