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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/06/18 

Vol.43  「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

安城更生病院 研修医 匿名

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
訪問看護で自宅にうかがい、自宅での介護の様子を見る機会を頂けたことがとても印象に残っています。
好きな食べ物の量を増やしたり、体調の些細な変化を見て運動量を変えたりと、普段から一番近くで見守っているご家族にしかできないことがたくさんあると気づきました。
ご家族もチーム医療の一員であるということを改めて考えることができました。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
普段の研修では、病状の最も大変な時期までの診療にとどまることが多いと思います。
地域医療研修では、その後の療養や自宅生活の様子を実際に見ることができ、急性期の診療においても先のイメージがしやすくなり、すべきことが整理され、診療の深みが増した実感があります。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化、感想
今までは医学的な診療と地域での生活の結びつきについてはっきりしたイメージが湧いていませんでした。
今回の研修を通して、同じ疾患を扱うにも治療目標が変わったり、それに伴い治療内容も変わったりすることを実際に経験し、地域医療の必要性をより深く理解することができました。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
短い期間ではありましたが、この地域に住む多くの方とお話することができ、様々な考え方を知ると同時に、人の温かみを感じ、有意義な時間を過ごすことができました。足助病院での研修を糧に、今後医師としてより成長し、皆様に何らかの形で恩返しができるよう努力していきます。
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