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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/07/09 

Vol.45  「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

安城更生病院 研修医 匿名

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
足助病院に研修に来て楽しかったことは足助という環境を堪能できたことです。
自分の研修する安城も環境的には足助と似たところがありますが、実際普段の生活で自然環境に触れることはあまりありません。訪問看護や小学校の検診などで足助の自然を実際目にし、この地域で生活する子供から高齢者にまで実際会って、話してという素晴らしい研修ができた。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
高齢化率の高い足助地域は日本の未来であり、足助のような地域の病院には主に慢性期を支え、地域を支えるという役割があること。将来的な日本の病因のあるべき姿として足助病院のように地域で必要なサービスなどを考案し、地域住民の意見も聞き要望を実現するような病院になるべきである。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化、感想
早川名誉院長のレクチャーを通して慢性期病院のイメージが変わりました。慢性期病院だからと言って慢性的で全く変化のない医療ではなく、地域住民の方々との話し合いや交流の場がたくさんあり、地域をよりよくしようという情熱があると感じた。
地域医療の定義は難しいが、病院と地域住民の方々がより密接に協力しあっているのが地域医療ではないかと思えるようになった。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
日常業務に加えて訪問看護や訪問診療や小学校健診への同行、維持期リハビリや介護の話など医師の先生方だけでなく看護師や薬剤師、事務職員、リハの先生やMSWさん、栄養士さんなど本当にたくさんの方々とお話する機会があり、様々なことを教えていただきました。ありがとうございました。みなさんが明るく挨拶を交わす雰囲気の明るい素敵な病院だなと思いました。自然に囲まれていて、病院の中庭もよく手入れされていて街並みも穏やかで本当に居心地の良い素敵な病院だなと実感できた3週間でした、ありがとうございました。
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