MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/07/16 

Vol.46  「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

名古屋市立大学病院 研修医 匿名

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
訪問看護や学校検診など、急性期病院では経験できない研修をさせていだき、へき地医療の重要性を感じることができよい経験になりました。
また先生方が患者さんの疾患だけでなく背景もしっかり把握して診療されていて、患者-医師間の関係性をしっかりと築いていける診療体制が個人的にとてもいい印象でした。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
急性期病院では疾患を治すことはできますが「患者自身を診る」ということがなかなかできているところは少ないのではないかと思います。
その点、へき地医療では疾患治療だけでなく患者背景を考慮した対応やその後のフォローも重要になってくると思います。
急性期病院で自分が担当する患者さんとの向き合い方や、急性期病院を退院した後その後どういう転機をたどっていくのかについて考えるきっかけになるいい機会だと思います。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化、感想
へき地医療といえばあまり最先端のイメージではありませんでしたが、足助病院はそんなことはなく、名誉院長、院長先生はじめいかに足助病院と周辺地域を良くしようかと常に更新していることを知り、今までの印象が変わりました。
また、へき地であるほど訪問診療や施設が充実しているイメージでしたが、特に足助地区はサービスが少なく、足助病院の担っている役割の大きさを実感しました。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
今回足助病院で研修をさせていただき、大変お世話になりありがとうございました。
急性期病院ではなかなか感じることのできない、職員の方や患者さんの温かさをとても感じることができました。
今は新型コロナの影響で足助病院に人が集まるということがなかなか難しいですが、コロナが明けて再び地域の交流場として活躍する足助病院の姿を今度は一職員として見られたらと思います。
コラム一覧へ戻る