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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/08/13 

Vol.49  「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

江南厚生病院 研修医 匿名

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
最も印象に残っているのは訪問看護である。比較的長時間車に揺られ、病院から距離のお宅を訪問したのには驚いた。訪問看護自体も同席したのは初めてであり、新鮮な経験だった。一人ひとり病状や訴えの異なる患者様に即応する看護師さんの姿はとても力強く輝かしかった。
またほかにも外来診察同席、リハビリ診察、特養「巴の里」研修などを通じ、足助病院がいかにして地域に求められる医療を提供しているかを知ることができた。

2.後輩研修医に是非伝えたいこと
まずは、急性期病院との違いを肌で感じてほしいと思います。また、足助地区はじめ、豊田市には意外と面白いスポットが多くありました。広漠な大自然にひるむことなく足を延ばし、自分なりに開拓してみていただきたいです。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化、感想
介護負担を軽減するためのレスパイト入院、必要と希望に応じた急性期病院への転院/紹介などをみることで、医学的・社会的側面の両方に注目することの重要性を思い知った。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
医学的状態も、本人と家族の意思も、日々の生活も、すべてを総合した一人の人間として、患者様に向き合うことを再認識できた大変意義深い研修でした。この度は研修の受け入れ、誠にありがとうございました。足助地区が今後さらに盛り上がることを心から願っております。
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