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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/03/18 

Vol.71  「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

安城更生病院 研修医

1. へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
雪が降り路面が凍結していて、朝貴院に行くことができなかったことはへき地ならではで、よい思い出となりました。
また重篤な疾患を患っていても患者さんが明るいことや、病院と患者さんの距離が近いことが印象に残りました。
そして他の病院の研修医と接して、自分の研修の状況や、これからどんな思いで専門科に進んでいくのかみんなで話し合うことができたことも強く印象に残っています。

2. 後輩研修医に是非伝えたいこと
へき地医療研修を行うにあたって1つでも目標をもって研修に来ることが大事だと感じました。
これから先高齢化社会は進んでいくため、へき地医療研修は、あなたが何科に進むとしてもかけがえのない経験になると思います。
地域の特性や住民の思考について、ぜひ触れ合ってみてください。

3. へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
へき地医療とは、患者さんが少なく急性期疾患もなく最先端の機材もない状況で、慢性期の患者さんをただ診るものだと漠然と考えていました。
しかしこちらで研修させて頂いたことで、考え方ががらりと変わりました。
普段の状況では他の科にお願いしてしまうような疾患を専門の垣根を超えて診療をしていて、幅広い知識を持つことの重要性を、また患者さんの疾患だけではなく、患者さん自身を診ることの大切さを学びました。

4. 地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
地域住民の方、患者さん、職員のみなさん全員で協力して、これからもさらに地域に密着した、地域に寄り添った医療ネットワークが形成されていくことを切に願っております。
たくさんの機会を与えてくださり誠にありがとうございました。
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