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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/05/13 

Vol.74  「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

安城更生病院 研修医

1. へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
ご高齢の地元の患者さんが多く、病院職員の方と気さくに身の上話ができる関係性が素敵だと思いました。
外から研修にきた私にも職員の方も患者さんもみなさん親切にしてくださり楽しく研修を行うことができました。

2. 後輩研修医に是非伝えたいこと
研修病院は急性期の患者さんをみることが多く、研修医が担当する救急外来では多忙のためなかなか患者さんの背景まで考える余裕がないと思います。
へき地医療研修では、ひとりひとりの患者さんとその生活環境を考慮し、色々な職種の方がどのように関わってくださっているか学ぶことができる貴重な機会です。
ぜひ患者さんや他職種の方に話をきき、体感できるといいと思います。

3. へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
いままでカルテ上でリハビリやMSWの方に依頼をするだけでしたが、今回実際に他職種の方の話をお聞きする機会があり、勉強になりました。
普段は急性期病院にいますが、このように慢性期病院が生活に根付いたサポートをして患者さんの普段の生活・健康を支えてくださっているからなのだと学びました。


4. 地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
やさしくコンサルトを受けてくださる先生方、何もわからない私に、「聞きながらやればいいんだからねー」と教えてくださる救急外来の看護師さんや、ワクチンの問診の際に気さくに話しかけてくださるスタッフの方、回診に行ってお話しするだけで「いつもありがとう」と言ってくださる患者さん、本当に皆様の人柄に感謝しています。
パレットに買い物に行って、いちごを選んでいた際には、店員さんがイチゴのケースを広げてたくさん出してくれて、「いいの選んでいってねー」といってくださったのも印象に残っています。ありがとうございました。
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