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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/08/26 

Vol.85  「へき地医療研修を終えて」

執筆 研修医・医学生の皆様

名古屋市立大学病院 研修医

1.へき地医療研修で楽しかったこと、思い出
車で30分以上かかる公民館に伺いました。私は採血と講話をさせていただきましたが、いつもの診察より会話も多く、待ちわびてくださっているのを身にしみて感じました。
高齢化が進み、車で病院まで通うことが難しい中、このような取り組みはとても重要だと思います。定期的に同じお顔を拝見し、お話しし、不安をお聞きすることで日常に潜む異常を汲み取っていける機会のため、必要と同時にいつも出向いていらっしゃる医療スタッフの方々に感謝の気持ちを感じました。


2.後輩研修医に是非伝えたいこと
いつも私たちが行っている初診ではなかなかゆっくりお話しを聞くことができなかったり、これでいいのかなと思うこともあると思いますが、足助病院の研修を通して急性期病院と地域病院の在り方をじっくり考えていただければと思います。

3.へき地医療(地域医療)に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
訪問医療やソーシャルワーカーさんのお話など医師の先生以外との関わりも持たせていただき、いまいちど地域に根差した医療について学ぶことができました。
また、知らないところでここまで地域に密着し、支えていることを知り、私に今できることを考えるきっかけになりました。
研修医が終わりましたら、何らかの形で地域医療に貢献したいと思います。

4.地域住民・患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
4週間たっぷりと足助病院で見学をさせていただき、地域住民の方々にとってこの病院の重要さを何度も感じました。
ときに医療を超えて患者さんの心に寄り添うスタッフの方々の姿を見て私にできる医療とは何かを考えるきっかけになりました。
また是非機会がありましたら、お邪魔します。ありがとうございました。
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