(2018年7月の西日本豪雨災害で被災された友人からのコラムです)
皆さんは災害医療という言葉を聞いたことありますか。
私が足助病院の小林院長と知り合った場所は、岡山県倉敷市真備町です。
記憶に新しい平成30年7月豪雨で甚大な水害を受けた場所です。
私は猛暑の中、被災した友人宅の泥掃除をしていたところ、小林院長は一般ボランティアとしてお手伝いに来て下さいました。
愛知県から岡山県まで休みの日を使ってボランティアに来られたこと、豪雨災害発災時のこと、今後の防災のあり方についてたくさんお話をさせていただきました。
災害医療とは、主に発災直後の急性期(48時間)の医療のことをいいますが、その後の被災した方に対する治療・ケア・支援も必要になってきます。
急性期の医療はもちろん大切ですが、その後の医療も地域の復興を支える上で、非常に大切なものとなります。
災害は、いつどこで何が起こるかわかりません。今日皆さんの身近な地域で発生するかもしれません。
今後起こりうる災害を自分の目で見て経験し、自分の街を守ろうと考え、私が住んでいる町に足を運んでくれたのと感じました。
現在、南海トラフ地震や首都直下地震の発生が懸念されています。この大規模災害に備えて、国を挙げて組織づくりや災害医療体制を進めていかなければなりません。
皆さんの生命、身体、財産を守るために、自分達の手によって何が出来るのかを考え行動している人が周囲にたくさんいることを忘れないでほしいと思います。