私は製薬会社で、自社の薬の特徴をお医者さんや薬剤師の方に紹介する仕事をしています。
もう、20年以上になります。色んな病気の治療薬の紹介してきました。
今は、主に喘息や慢性閉塞性肺疾患など呼吸器関係の病気を治す薬の話をさせてもらっています。
当たり前のことですが、患者さんはご自身の病気にとても悩んでらっしゃいます。
ですから、紹介した薬が病気にどのくらい効くか・どのくらい効果が続くか・どのくらい患者さんの気持ちを和らげられたかなどを、世界中のお医者さんが研究した結果などを使って紹介しています。
そして、お医者さんが「この患者さんにはこれが最良の治療薬だ」と判断され、患者さんに処方されたと伺えた時にはとても嬉しく感じています。これは、この仕事を始めてからずっと同じ気持ちです。
私には気を付けている事が有ります。
それは、先のように「薬の効果」の話だけ聞いて頂くのではなく、服薬に当たって患者さんに気を付けて頂く事もお伝えする事です。
どんな有効な薬でも副作用がゼロではありません。もし患者さんが間違った飲み方をしてしまうと、薬の副作用は起こりやすくなってしまいます。病気の改善に効果が有っても、違う悩みが生まれてしまっては何にもなりませんから。
薬の正しい飲み方と「安全性」についての紹介も、私の仕事ではとても大切なことだと思っています。