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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/04/12 

Vol.2  「年号改元から30年前を振り返る」  川崎貴之

執筆 外部の皆様

もうすぐ新しい元号となり、平成から新しい時代に変わります。
最近はテレビでも平成に起きた出来事や流行したことなどを振り返る番組が多く、こんなこともあったなあと懐かしく見ています。平成の最初のほうはもう大昔のことのようにも感じます。

私は今年で41歳なので、10歳からの人生の約4分の3を平成の時代に生きてきました。
自分が10歳の頃を思い浮かべてみると、当時の自分は現実的な将来をほとんど考えていなかったように思います。きっとノストラダムスの大予言が当たって大学生の頃の1999年にこの世は滅亡するから自分は働かなくていいんだ、なんてことも少し思っていました。いかにも浅はかな考えで恥ずかしくなります。

大学生になって1999年も過ぎ、いよいよこれは就職してなんとかしないといけないようだ、と思い始めた頃には就職氷河期真っ只中。それまで就職のことを全く考えず現実逃避を続けていた身としてはとても厳しい就職活動でした。
履歴書に書くような事もなく、面接でアピールできることもほとんど無い。それでもなんとか就職ができ、悪戦苦闘しながらも周りの人々に助けて頂きながら今までやって来れたのは本当に幸運でした。

平成の時代は楽しいことも多かったですが、あまりに無計画だったなというのが自分の反省点です。今は年号改元を一つの区切りとして、次の自分の将来を考えてみたいと思っています。自分の立場も環境も変わってきて流されるだけでは無くなってきたとは思いますが、ノストラダムスに期待するよりはもっと前向きに新しい時代を楽しめればいいなと思います。
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