地球温暖化の影響でしょうか、今年は暖冬が続いています。
寒さがあまり厳しくなく過ごしやすいのはとてもありがたいのですが、一方で冬らしさを感じにくいですね。
冬が好きという人には物足りないかもしれません。また、スキー場に雪が無いという話もよく聞きます。
人工雪があると言ってもコストがかかりますし限度もあり、スキー場にとっては死活問題のようですね。
私はスキーよりスケートが盛んな地域で育ち、子供の頃には何度もスケート場に足を運びました。
田んぼを凍らせたリンクで滑ったこともあります。
懐かしい思い出ですが、しかし今はスケート場を取り巻く環境の厳しさはスキー場以上と聞きます。
インターネットで調べると、1985年には全国で屋外672ヶ所、屋内268ヶ所にあったスケートリンクが2008年には屋外115ヶ所、屋内96ヶ所にまで減ったとのこと。
全体では1/4にまで減少していますが、さらに12年経った現在ではもっと少なくなっていることでしょう。
羽生弦選手が小さい頃から通ったスケートリンクも、一時は経営難から閉鎖に陥っていたそうです。
スケートにしてもスキーにしても、冬のスポーツ施設が減少してきているのは単に気候の問題というよりはスポーツ自体の人気の減少や生活環境の変化など、様々な理由があるのでしょう。
冬らしさが失われていくようで残念ですが、冬が過ごしやすくなった代償として季節感を味わうにはちょっと重い腰を上げて行動しないといけなくなったということなのかもしれませんね。