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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/04/03 

Vol.33  「一人旅」 川崎 貴之

執筆 外部の皆様

少し長く休暇を取れたときは、どこか遠くに行ってみたいと思いませんか?
 
唐突ですが、私は独身の頃一人旅が好きでした。暇があれば遠出していました。
とはいえ、私は日本が大好きなので(本当は英語が苦手だからですが…)、行先はほとんど国内。
車や電車・バスであちこち見て回ったものです。ちょっとした集落を見つけてはそこの人たちの生活を想像してみたりするのが好きでした。

一人旅の利点は、予定にとらわれずその場の判断で動けること、多少の判断ミスは自分だけの失敗で済まされること、何より自分のやりたいことができることが大きいと思います。
印象に残っている旅は、2月に青森の竜飛岬まで「津軽海峡冬景色を見に行く!」単独ツアーを敢行したときです。
地面が雪と氷に覆われ殺風景な海峡に着いたときは、本当に本州の果てまでたどり着いたぞ!という達成感を感じました(青森の方、申し訳ありません)。
このような自己満足な旅は一人旅では無いとなかなか難しいですね。

逆に一人旅の欠点もあります。
ガイドブックに出ているような旅館や地元料理の有名店にはなかなか入りづらかったりします。
また、旅先で感動を共有する相手がいないうえ、ふと気づくととても寂しく感じるときがあります。
ただ、それも一人旅の旅情と言えるかもしれません。

現在は家庭を持ってなかなか一人で勝手にとはいかないですが、それはそれで家族のために考えながら旅行を計画するのも楽しいと思うようになってきました。
自分以外の誰かが楽しめるように考えるのは、仕事での企画立案力の育成にも役立ちますね。
気を配りながら計画して、家族に喜んで貰えたときの達成感はひとしおです。

今は新型感染症の流行で気軽に旅行できる状況ではないですが、新型感染症が終息したらどこに行こうか、何をしようかと今のうちに色々練っておこうと思っています。
実はそういう時間が一番楽しいのですが!
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