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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/04/24 

Vol.34  「端午の節句」 新米パパ

執筆 外部の皆様

この時期になると散っていく桜と空を泳ぐ鯉のぼりをよく見かけます。
もうすぐ5月5日の端午の節句を迎えます。
端午の節句の起源は古代中国で、旧暦の5月が物忌みの月とされていた中、5が重なる5月5日は重五と呼ばれ、邪気を払う行事が行われていました。
その風習が日本に伝わり、江戸時代には邪気を払う力があると言われている菖蒲を用いて菖蒲湯に入ったりする風習があり、菖蒲は勝負や尚武(武事を尊ぶ)に通じることから勇ましさの象徴となり男の子の祭りとなっていったそうです。

現在ではその他に、鯉のぼり、五月人形を飾るなど様々な風習があります。
鯉のぼりは鯉が滝を登って竜になるという中国の故事「登竜門」にあやかり、出世の象徴となっています。
五月人形も無事にたくましく育っていくことを祈るためものとして飾っていくものです。どちらも男の子の健やかな成長を祝うものとなっております。
私も初節句を迎えるにあたり、いろいろと風習や由来を調べて準備をしてはいますが、残念ながら今年は家族そろって盛大にお祝いは難しいそうです。
ささやかにお祝いをあげてこの状況に負けないくらい健やかに育っていくように祈ります。
ウイルスに負けないように頑張りましょう。
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