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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/05/22 

Vol.37  「思いやりのある運転」 匿名希望

執筆 外部の皆様

5月の中旬に差し掛かり、暖かい日が増えてきました。
本来であれば絶好の行楽シーズン、GWには毎年のように帰省及び旅行で空の便も陸の便も多くの人がごった返していました。
車やバイクも同じように走行量が増え、渋滞がひっきりなしだったかと思います。
しかし本年はご存知の通り、コロナウイルス蔓延を防止するため不要不急の外出を控えることとなり、GWであっても交通量は大変減少しました。
運転好きな私としては、フラッとドライブすることも出来ず寂しさを感じます。
そんな中、ニュースで言われていたのが他県ナンバーの車に対するあおり運転及び投石といった嫌がらせです。
この話を聞き、そんなことをする人が本当にいるのかと耳を疑いました。
昨年も、高速道路などで目の前をゆっくり走る車に対し後ろからパッシング、過度な車間距離詰めといったあおり運転が大きな社会問題となりました。
一度はドライブレコーダーの普及で鎮静化したかにみえた問題が、全世界の人々が困窮しているコロナウイルスによって再び問題になるというのは、なんともやり切れない思いを感じました。
少し話は変わりますが、バイクのライダーにおいて万国共通の行為があります。
それは、旅先やツーリングスポットですれ違ったライダー同士が、すれ違いざまにお互いに手を挙げて挨拶をする、というものです。
知り合いかどうかに関わらず、同じくバイクでの走行を楽しむ相手に向けたサインであり、教習所で教わったりすることはありませんが自然と身につく行為です。
こうした相手への思いやりは、バイクだけでなく車でも出来ると思います。
右折したくてもなかなか出来ずずっと待っている車を先に行かせたり、自分より後ろの車が渋滞気味になっていると気づいたら路肩に避けるなど出来るはずです。
そうなると、他県ナンバーであっても緊急の仕事なのかな?長距離ドライバーなのかな?もしかして引っ越してからナンバープレートを変えていないだけなのかな?と推測するのも可能だと思います。
困っている時だからこそ、自分だけでなく他の人も困っているかもしれないと考え、お互いに思いやることが、今まさに大切だと再認識したニュースでした。
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