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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/06/05 

Vol.38  「リモート会議と対面コミュニケーション」 川崎 貴之

執筆 外部の皆様

最近リモート会議の場面をテレビなどでよく聞くようになりました。
以前院長先生がテレワークについてのコラムを書かれていましたが、テレワークの一環として会社員の方でも必要に迫られてパソコンやスマートフォンで慣れない操作をしながらリモート会議をやり始めた、という場合も多いのではないでしょうか。
私も在宅勤務が中心になってから、そんな感じで始めました。

実際、リモート会議は一度使い方を覚えてしまうと意外なほど簡単に出来たりします。
今は多様なツールが出されており、無料のツールでも極めて快適に遠方同士を繋げられる機能が揃っています。
仕事に限らず、最近になってオンライン飲み会という言葉ももてはやされていますが、直接会えない状況下で色々話をしたいというときには良い選択肢なのかもしれませんね。

一方で、リモートではやはり少し物足りない部分もあります。
機械に向かって話かけるので、人に直接話すのに比べて少し違和感があるのはなかなか払拭できません。
また、相手を見ながらとはいえ画面上なので、細かい仕草や顔色、相手の周りの状況などはどうしても直接会って話すことには及ばないと思います。
やはり、会えるのなら会って話したいというのが実際のところではないでしょうか。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、今後もしばらくは人と直接会うこと、集まって話すことに慎重にならざるを得ないと思います。
そういった中でリモート会議の必要性はまだまだ続くと思いますし、中には平常に戻ってもリモートのほうが便利だから続けようという事も出てくるかと思います。
一方で、外出自粛の間に人と会って話したいこともだいぶ溜まって来たのではないでしょうか。
リモートの利便性と対面で話せることの安心感。
それぞれの良さをうまく使い分けていくことがコロナ後の主流になっていくのかもしれません。
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