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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/04/09 

Vol.53  「好き嫌いと味覚の変化」 川崎貴之

執筆 外部の皆様

子供の好き嫌いというのは多くのご家庭での悩みの種の一つのようですが、我が家の5歳の息子も好き嫌いが酷くて困っています。
特に野菜とお肉が苦手でごはんなど主食ものしか食べなくて大丈夫かなと思っていましたが、最近少しずつ野菜もお肉も食べるようになり、少しほっとしています。
食べず嫌いな面もあったのでちょっと食べてみるのも拒んでいましたが、最近は食べる量も少しずつ多くなってきました。

振り返ってみれば自分自身も子供の頃は好き嫌いが多かったものです。
例えば、魚の刺身が食べられなかったのでお寿司もほとんど駄目でした。野菜も色々と苦手なものがありました。
それが不思議と今はなんでも食べられるようになっています。むしろ食べ過ぎてだいぶ太くなりましたが。

大人になると味覚が変化すると言われます。
これは、経験的なものに加えて味覚センサーが劣化して鈍感になっているのも原因と言われるようです。
大人になると複雑な味を感じられるようになると思いきや、むしろ劣化してたなんて驚きです。
しかし、辛くしょっぱい濃い味が合うようになるのは、だいぶ鈍感になってきているのでしょう。
健康のためにも注意しないといけませんね。

食べ物の好き嫌いは多いよりは少ないに越したことはないと思いますが、今のところそのうち食べてくれればいいかなくらいに思っています。
でもいつか息子とたわいもないことを話しながらいろいろ食べ明かせるようになるといいなあ。まだまだ先の話ですが、ちょっと夢見ているところです。
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